
自然エネルギー財団は、3月5日(水)、「REvision2025:脱炭素への大競争と自然エネルギー」を開催いたしました。
今回のREvisionでは、開会セッションに国際再生可能エネルギー機関(IRENA)のガウリ・シン事務局次長を始め、世界のエネルギー専門家が登壇し、急速に加速する太陽光発電拡大など、自然エネルギーの国際的な動向を報告するとともに、米国トランプ政権成立など複雑な国際情勢の中でのエネルギー転換の行方について議論しました。
午後の第1セッション「自然エネルギーは地方創生の鍵」では、ジャーナリストの国谷裕子氏がモデレーターを務め、業務スーパー創業者で町おこしエネルギー代表取締役会長 兼 社長の沼田昭二氏が全国で進める地熱発電プロジェクト、石狩市の洋上風力プロジェクトなどの事例を紹介しました。環境省の大森恵子地域脱炭素推進審議官、京都大学の諸富徹教授とともに、自然エネルギーが地方創生で果たせる役割について議論しました。
第2セッション「洋上風力発電:加速への条件」では、シーメンス・エナジーのラッセル・ケイト氏とMHIべスタスジャパンの山田正人氏が世界的に逼迫するサプライチェーンをどう日本で確立していくのか、日本郵船の横山勉氏は欠かせないインフラである船舶調達の戦略について、また日本政策投資銀行の原田文代氏は日本の発展を支える投資のあり方について紹介しました。同時に、日本の洋上風力の政策の方向性について議論しました。
第3セッション「産業脱炭素化の牽引力に:鉄鋼のグリーン市場を創る」では、グリーンスチールの需要拡大を牽引するクライメート・グループのサミーン・カーン氏などが登壇し、鉄鋼業脱炭素化の戦略を議論しました。
見どころはこちらプログラム
午前(10:00 - 12:00) | |
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【開会挨拶】トーマス・コーベリエル 自然エネルギー財団 理事長 |
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午後(13:30 - 17:30) | |
【セッション1】自然エネルギーは地方創生の鍵 |
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【セッション2】洋上風力発電:加速への条件 |
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【セッション3】産業脱炭素化の牽引力に:鉄鋼のグリーン市場を創る ユリア・メッツ アゴラ・インダストリー ディレクター 資料DL サミーン・カーン クライメート・グループ 鉄鋼部門 シニアマネージャー 資料DL 堂野前 等 日本製鉄 環境政策企画部 部長代理 資料DL 髙木 健二 東京製鐵 営業本部 建材部長 資料DL 西田 裕子 自然エネルギー財団 シニアマネージャー(気候変動) 資料DL [モデレーター]高瀬 香絵 自然エネルギー財団 シニアマネージャー(気候変動)資料DL |
イベント詳細
日時 | 2025年3月5日(水) 【シンポジウム】 午前の部 10:00-12:00 午後の部 13:30-17:30 【ネットワーキング】シンポジウム終了後(レセプション形式) |
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主催 | 公益財団法人 自然エネルギー財団 |
参加登録・参加費 | 無料・要事前登録 ※ライブ配信はなし |
会場 | イイノホール(千代田区内幸町) |
過去の開催
- REvision2024:世界は自然エネルギー3倍化へ進む
- REvision2023:エネルギー危機を自然エネルギーが克服する
- REvision2022:自然エネルギー転換を加速する
- REvision2021:3.11から10年、新しいエネルギーの未来を目指す
- REvision2020:自然エネルギーが脱炭素社会を実現する
- REvision2019:自然エネルギー革命
- REvision2018:自然エネルギー大量導入が世界を変える
- REvision2017:自然エネルギーが切り拓く未来
- REvision2016:自然エネルギー 飛躍の時
- REvision2015:自然エネルギー拡大のための日本の挑戦
- REvision2014:「エネルギー大転換」と日本の進路
- REvision2013:新しい自然エネルギーの未来を創造する
- REvision2012:日本の新しいエネルギービジョンへ