ソーラーシェアリング最前線(6)長野県南牧村「野辺山営農ソーラー」日射と雨からホウレンソウを守る

2026年7月21日

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全国各地の先進事例を紹介する「ソーラーシェアリング最前線」の第6回は、長野県南牧村でホウレンソウを栽培する野辺山営農ソーラーです。太陽光パネルの下に雨よけハウスを設置し、強い日射と雨からホウレンソウを保護しています。ハウスには直射光を拡散して農地全体に光を届ける散乱光フィルムを使用し、パネルの影による生育むらを抑えています。遮光環境に適した品種の選定や土壌分析にもとづく土づくりを組み合わせ、品質を維持しながら地域平均の8割以上の収量を確保しています。

売電収入は遊休農地の再生と農業基盤の整備に活用しています。ソーラーシェアリングを実施するにあたって、農地の整地、雨よけハウス55棟の建設、井戸の掘削、排水対策に計1億1000万円を投じました。営農を担う農業法人は、井戸やハウスなどの初期費用を負担せずにホウレンソウ栽培を始めることができました。葉物野菜であるホウレンソウは、出荷時の葉の状態が市場価値を左右します。強い日射や雨から葉を守ることで品質を維持し、市場価格を上回る単価で販売しています。

ホウレンソウを栽培するソーラーシェアリング

シリーズ:ソーラーシェアリング最前線

(1)「さがみこファーム」 ブルーベリーを栽培、観光農園で地域交流(神奈川県相模原市)2025年4月23日
(2)「吉田酒造店」 酒米を栽培、雪国で垂直型の太陽光パネル(石川県白山市)2025年7月3日
(3)みつばち発電所」可動式の太陽光パネルで1等米を収穫(山形県米沢市)2025年9月24日
(4)「グリーンシステムコーポレーション」大豆や米を有機栽培、収穫量を高める土壌づくり(栃木県芳賀郡)2026年3月18日
(5)「ネクストイノベーション」ハウス型で高単価の作物を栽培(岡山県玉野市)2026年5月19日


<関連リンク>
提言 ソーラーシェアリングの規制緩和を、新たな農業の成功事例を増やすために(2026年3月5日)
報告書 ソーラーシェアリングで農業を再生:太陽光のエネルギーで地方創生へ(2025年3月11日)
特設ページ 太陽光

外部リンク

  • JCI 気候変動イニシアティブ
  • 自然エネルギー協議会
  • 指定都市 自然エネルギー協議会
  • irelp
  • 全球能源互联网发展合作组织