中国の年間発電量の26%が自然エネルギーに
2017年の中国における自然エネルギーの発電量が国全体の26.5%を占めるまでに拡大した。内訳を見ると水力が18.6%で最も多く、次いで風力4.8%、太陽光1.8%、バイオエネルギー1.2%である。一方で火力発電が依然として69.7%と多いものの、その比率は年々低下している。原子力発電は3.9%にとどまる。中国電力企業連合会(China Electricity Council)と中国国家エネルギー局(National Energy Administration)の統計データで明らかになった。
中国の年間発電量に占める電源別の比率
中国では2010年から2017年のあいだに国全体の年間発電量が52%(2兆1900億キロワット時)も増加している。そうした状況の中でも自然エネルギーの比率が8.7ポイント上昇して、化石燃料を利用する火力発電を10.8ポイント低下させた。特に伸びが大きいのは風力で、2010年の1.2%から2017年には4.8%まで拡大している。