アジア国際送電網研究会研究成果

2020年1月15日

アジア国際送電網研究会は、2016年の設置以来、これまで4年にわたって北東アジア地域における国際送電網の実現に向けた研究を行い、3つの報告書を公表しています。

報告書

中間報告書(2017年4月)
世界における電力貿易の実情、欧州や北東アジアにおける国際連系線の事例等について整理した上で、今後進めるべき系統運用や卸電力市場の改革を提案しました。
アジア国際送電網研究会 中間報告書

第2次報告書(2018年6月)
2017年以降の北東アジアにおける国際送電網実現に向けた各国の動きと日本における電力市場改革の進捗状況の整理、また、北米の国際連系の事例について紹介しました。また、日露・日韓の国際連系を想定した具体的な海底送電線ルートの検討と、選定したルートごとの建設費用の計算ならびに収益性検討も実施しました。それらに加え、日本で国際連系線を活用した事業を行うための法制度について、将来的に国際送電事業ライセンスを新設するという可能性の検討も行いました。
アジア国際送電網研究会 第2次報告書

第3次報告書(2019年7月)
北東アジアにおける国際送電網を巡る最新の状況整理、欧州において国際連系に不利とされる地域である英国・スペインの国際送電網への取り組み紹介、国際送電網の便益分析、国際送電網に係るエネルギー安全保障上の論点整理を行いました。
アジア国際送電網研究会 第3次報告書

アジア国際送電網研究会

アジア国際送電網研究会は、アジアスーパーグリッドをはじめとするアジア地域における国際送電網について研究するため、電力系統やエネルギー政策の研究者、自然エネルギーの専門家、関連する企業関係者などをメンバーとして2016年7月に設置されました。自然エネルギー財団は事務局を務めています。

座長

大山 力   横浜国立大学大学院 工学研究院 教授

座長代理

高橋 洋   都留文科大学 地域社会学科 教授

委員

長田 雅史  早稲田大学 非常勤講師 (2019年4月より委員)         
橘川 武郎  東京理科大学大学院 経営学研究科 教授(2017年10月より委員)
斉藤 哲夫     東京大学 生産技術研究所 特任研究員(2019年4月より自然エネルギー財団 特任研究員)
新岡 卓      欧州ビジネス協会 エネルギー委員会 委員長(2019年3月まで委員)
三輪 茂基     ソフトバンクグループ株式会社 CEOプロジェクト室 室長、SBエナジー株式会社 代表取締役社長
大野 輝之     公益財団法人 自然エネルギー財団 常務理事
オブザーバー 岡本 浩     東京電力パワーグリッド株式会社 取締役副社長
顧問 田中 伸男     公益財団法人 笹川平和財団 会長

 

外部リンク

  • JCI 気候変動イニシアティブ
  • 自然エネルギー協議会
  • 指定都市 自然エネルギー協議会
  • irelp
  • 全球能源互联网发展合作组织

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