9月3日、経済産業省はエネルギー基本計画改正案のパブリックコメントを開始しました。自然エネルギー財団は、昨年8月に「2030年エネルギーミックスへの提案」を公表して以来、改正案を検討する基本政策分科会への報告も含め、めざすべき改正のあり方について、様々な形で見解を表明してきました。
パブリックコメントにかけられた改正案は、従来の基本計画とくらべ積極的な内容も含んではいますが、依然として石炭火力と原子力発電の利用継続に固執する旧来のエネルギー政策の歪みを含んでいます。
エネルギー基本計画は、同日、パブリックコメントが開始された地球温暖化対策計画、パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略とともに、今後の気候変動対策、エネルギー政策のあり方を左右する重要な計画・戦略です。
自然エネルギー財団では、パブリックコメントによる多くの意見表明に資するように、幅広いこれらの改正案の内容に関する評価を連載コラムの形で公表することにいたしました。ご注目いただけるようお願いいたします。
Highlights
-
2021年10月1日 連載コラム 自然エネルギー・アップデート
この手段で省エネ目標が達成できるのか?:需要側各部門の削減目標と施策の分析と評価
西田 裕子 自然エネルギー財団 シニアマネージャー(気候変動) -
2021年9月30日 連載コラム 自然エネルギー・アップデート
CCSへの過剰な依存が日本のエネルギー政策を歪める
大野 輝之 自然エネルギー財団 常務理事 -
2021年9月24日 連載コラム 自然エネルギー・アップデート
電力需要と原子力からみるエネルギー基本計画案
大島 堅一 龍谷大学政策学部 教授 -
2021年9月22日 連載コラム 自然エネルギー・アップデート
第6次エネルギー基本計画(案)の評価点と問題点
高橋 洋 都留文科大学 教授 -
2021年9月21日 連載コラム 自然エネルギー・アップデート
企業が抱く不安、政府による自然エネルギー導入量とコストの見通し
石田 雅也 自然エネルギー財団 シニアマネージャー(ビジネス連携) -
2021年9月16日 連載コラム 自然エネルギー・アップデート
2050年脱炭素化への道筋を描かないエネルギー基本計画案
大野 輝之 自然エネルギー財団 常務理事