自然エネルギーが東南アジアの未来を拓く

2023年9月5日

in English

公益財団法人 自然エネルギー財団は、本日、「自然エネルギーが東南アジアの未来を拓く」を公表しました。

政府はGX戦略の柱の一つに「アジア・ゼロエミッション共同体」(AZEC)構想を掲げ、石炭アンモニア混焼など日本のエネルギー政策を東南アジア各国に輸出しようとしています。「東南アジアには自然エネルギー賦存量が小さく、化石燃料を使わざるを得ない」という政府の説明は事実に基づくものでしょうか。実際には、東南アジアは現在の総発電量の40~50倍という大きなポテンシャルを有しています。

本報告書では、東南アジアにおける自然エネルギー導入拡大の大きな可能性と、その成長を阻害している4つの要因を分析し、東南アジア地域の自然エネルギー転換の状況や今後の可能性について言及しています。 日本とASEANがともに持続可能な未来を実現する政策のあり方を考えるための一助となることを期待しています。

 

<目次>
はじめに 
第1章 自然エネルギーの大きな可能性

 1) 自然エネルギー導入の概要
 2) 豊富にあるほとんど手つかずの自然エネルギーのポテンシャル
 3) 自然エネルギーは石炭やガスに対してコスト競争力がある
 4) 自然エネルギーの拡大に向けて
 5) 太陽光発電製造において果たせる世界的リーダーシップ
第2章 自然エネルギー成長加速のための4つの課題
 1) 中期の脱炭素政策の強化
 2) 石炭火力発電のロックイン回避
 3) 電力システム改革の推進
 4) 国際的な電力網の拡大
おわりに

 

外部リンク

  • JCI 気候変動イニシアティブ
  • 自然エネルギー協議会
  • 指定都市 自然エネルギー協議会
  • irelp
  • 全球能源互联网发展合作组织

当サイトではCookieを使用しています。当サイトを利用することにより、ご利用者はCookieの使用に同意することになります。

同意する