役員略歴
役員略歴
-
- 黒川 清評議員東京大学・政策研究大学院大学 名誉教授、東海大学 特別栄誉教授、日本医療政策機構 終身名誉チェアマン
- 東大医学部卒、医学博士。在米14年。UCLA教授、東大教授、東海大学医学部長などを歴任。その間、多くの国内、国際科学者連合体の役員・委員を務め、国際腎臓学会理事長(1997年)、国際内科学会会長(2002年)に就任。その後も日本学術会議会長、WHO コミッショナー、内閣特別顧問、国会による東京電力福島原子力発電所事故調査委員会委員長、世界認知症審議会副議長等を歴任。国会事故調委員長としての功績によりForeign Policy ‘100 Top Global Thinkers 2012’、‘2012 AAS Scientific Freedom and Responsibility Award’を受賞。主な著書は「規制の虜―グループシンクが日本を滅ぼす」(講談社、2016年)、『物言う科学者「時代の証言者」』(読売新聞、2022年5月27日~7月13日)、『考えよ、問いかけよ「出る杭人材」が日本を変える』(毎日新聞出版、2022年)等。
-
- 神野 直彦評議員東京大学 名誉教授、地方公共団体金融機構 代表者会議委員
- 東京大学経済学部卒業、日産自動車を経て1981年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。大阪市立大学助教授、東京大学教授、東京大学大学院経済学研究科長・経済学部長、関西学院大学教授、地方財政審議会会長などを経て、現在、東京大学名誉教授。この他、社会保障制度改革推進会議委員、社会保障審議会年金部会部会長、社会保障審議会企業年金部会部会長、社会保障審議会資金運用部会部会長、税制調査会会長代理、地方分権改革有識者会議座長を務める。専攻は財政学。著書に『地域再生の経済学』(中央公論新社、2002年) 、『財政学』(有斐閣、2002年) 、『「分かち合い」の経済学』(岩波書店,2010年)、『日本の地方財政』(有斐閣,2014年)(共著)、『「人間国家」への改革 参加保障型の福祉社会をつくる』(NHK出版, 2015年)
-
- 石井 菜穂子評議員東京大学 グローバル・コモンズ担当総長特使、未来ビジョン研究センター 特任教授、グローバル・コモンズ・センター ダイレクター
- 1981年大蔵省入省。国際通貨基金(IMF)エコノミスト、世界銀行ベトナム担当、スリランカ担当局長、財務省副財務官などを歴任。2012年地球環境ファシリティCEO。2020年東京大学理事。
2024年より総長特使、未来ビジョン研究センター特任教授。東京大学グローバル・コモンズ・センターのダイレクターとして、人類の共有財産である「グローバル・コモンズ」の責任ある管理について、国際的に共有される知的枠組みの構築を目指している。東京大学博士(国際協力学)。
-
- 小林 武史評議員音楽家、ap bank 代表理事
- 80年代からサザンオールスターズやMr.Childrenなど多くのアーティストのプロデュースを手掛ける。90年代以降、映画と音楽の独創的コラボレーションで知られる「スワロウテイル」「リリィ・シュシュのすべて」など、ジャンルを越えた活動を展開。2003年にMr.Childrenの櫻井和寿、坂本龍一氏と「ap bank」を設立、自然エネルギーや食の循環を目指していく試みや東日本大震災の復興支援など、さまざまな活動を行っている。東日本大震災復興支援の一環として立ち上げた芸術祭「Reborn-Art Festival(リボーンアート・フェスティバル)」では制作委員長と実行委員長を務めている。
-
- トーマス・コーベリエル代表理事 理事長チャルマース工科大学 教授
- 2011年財団設立時より現職。スウェーデン・チャルマース工科大学で工学物理の理学修士号、物理資源理論の博士号を取得し、環境科学の講師として研究・教育実績を積む。その後、ルンド大学の産業環境経済国際研究所の教授(持続可能なエネルギーシステム)を経て、現在はチャルマース工科大学教授(産業エネルギー政策)、エネルギー研究のディレクター。
産業界では、バイオマス・エネルギーで燃料や技術を提供する企業や、自動車業界向け持続可能なエネルギーソリューション開発会社、風力発電所運営会社などの企業で、主導的な役割を果たしてきた。現在は、風力や太陽光発電所の建設およびトラックやバスの販売事業者でEV販売台数増加中のパーション・インベスト社の社外取締役。複数のエネルギー技術系スタートアップ企業の取締役も務める。
スウェーデン政府の任命を受け、2019年よりヴェストラ・イェータランド県知事の諮問委員、2025年4月にはスウェーデンの地域エネルギー諮問機関連盟の会長に選出される。この他スウェーデン政府エネルギー庁長官、電力会社ヴァッテンフォール社外取締役、スウェーデン気候変動委員会委員を歴任。スウェーデンおよび欧州の環境市民団体の理事として活動する傍ら、中国の環境と開発に関する国際協力委員のタスクフォースメンバーも兼任。
スウェーデン王立工学科学アカデミーおよびスウェーデン・エネルギー経済学会の選任会員。
-
- 末吉 竹二郎代表理事 副理事長国連環境計画・金融イニシアティブ 特別顧問
- 東京大学を卒業後、1967年に三菱銀行(現 三菱UFJ銀行)に入行。1998年まで勤務した。 日興アセットマネジメントに勤務中、UNEP金融イニシアチブの運営委員メンバーに任命された。現在、アジア太平洋地区の特別顧問としてUNEP金融イニシアチブの活動を支援する傍ら政府や地方自治体の審議会委員などを務める。 2018年9月には公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン 会長に就任。この他、セミナーや講演会、大学での授業などを通じて環境問題や社会的責任(CSR)、社会的責任 投資(SRI)についての講演等を行う。
主な著書に『ビジネスに役立つ!末吉竹二郎の地球温暖化講義』(東洋経済新聞社)、『有害連鎖』(幻冬舎)、『最新CSR事情』(北星堂書店)、『グリーン経済最前線』(岩波新書、共著)がある。
-
- 大野 輝之常務理事公益財団法人 自然エネルギー財団 事務局長
- 2013年より現職。国や自治体の気候変動対策に関する様々な検討会に参画。1979年 東京都入庁。都市計画局、政策報道室などを経て、1998年より環境行政に関わる。「ディーゼル車NO作戦」の企画立案、「温室効果ガスの総量削減と排出量取引制度」の導入など、国に先駆ける東京都の環境政策を牽引した。省エネルギーの推進と自然エネルギーの導入を図る数々の施策を産業界の合意を形成して実現、都のエネルギー政策の根幹を作る。2010年から3年間、環境局長を務める。公益財団法人世界自然保護基金ジャパン理事。2014年、カリフォルニア州からハーゲンシュミット・クリーンエア賞を受賞。著書に『自治体のエネルギー戦略』、『都市開発を考える』(ともに岩波新書)、『現代アメリカ都市計画』(学芸出版社)など。東京大学経済学部卒。
-
- エイモリー・B・ロビンス理事ロッキーマウンテン研究所 共同設立者・チーフサイエンティスト・名誉会長
- 40年以上にわたり、米国のエネルギー省をはじめとする各国政府機関や、世界中の大手企業のアドバイザーを務め、主に先進エネルギーや資源効率、戦略、安全保障、統合設計デザインについて助言している。30冊の著作、450の研究論文を発表しており、受賞した賞は、ブルー・プラネット賞、ザイード未来エネルギー賞、日産賞、ライトライブリフッド賞(「もう一つのノーベル賞)など多数。2009年にはタイム誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」、フォーリン・ポリシー誌が選ぶ「世界の頭脳100人」に選ばれた。
ロッキーマウンテン研究所の科学者が多数関わった彼の31冊目の書著『新しい火の創造』(和訳版:2012年ダイヤモンド社刊)は、企業主導で2050年までに米国の石油、石炭、原子力を削減しつつ5兆ドルの節約を実現する道筋を提示した。2013-16年には、中国国家発展改革委員会のために中国のエネルギー転換に向けた同様の画期的なロードマップを作成し、第13次五カ年計画策定の情報源となった。2016年、ドイツのエネルギー転換に寄与したとして、ドイツ大統領より受勲した。
-
- ドルテ・フーケ理事ベッカー・ビュトナー・ヘルド 弁護士・パートナー
- 弁護士事務所ベッカー・ビュトナー・ヘルド(BBH)に2011年より所属し、ブリュッセルオフィスを統括。エネルギー、環境および競争法分野で30年以上の実績をもち、国際的専門家として認知されている。ヨーロッパ各国の機関で信頼される専門パートナーでもあり、クライアントは政府当局、非営利組織、学術機関や民間企業など多岐にわたる。また、フーケ博士は欧州再生可能エネルギー連盟(EREF)ディレクターも務めており、国内およびヨーロッパ全体の再生可能エネルギー協会と常に連携を取っている。
-
- 国谷 裕子理事ジャーナリスト
- 米国ブラウン大学卒業。1989年、NHK 衛星放送「ワールドニュース」キャスター。1993年から2016年3月までの23年間、NHK 総合テレビの「クローズアップ現代」のキャスターを担当。この間、特別番組や「NHK スペシャル」等の報道番組のキャスターも務める。2016年から持続可能な開発目標(SDGs)の取材・啓発活動に取り組む。現在、東京芸術大学理事、慶應義塾大学大学院特別招聘教授、国連食糧農業機関(FAO)親善大使。
1998年放送ウーマン賞、2002年菊池寛賞、2011年日本記者クラブ賞、2016年ギャラクシー賞特別賞など受賞。
-
- 諸富 徹理事京都大学 大学院経済学研究科 教授
- 1993年同志社大学経済学部卒業。1998年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。横浜国立大学経済学部助教授、京都大学大学院経済学研究科助教授、同公共政策大学院助教授、同大学院経済学研究科准教授を経て、2010年3月から現職。2017-2022年には同大学院地球環境学堂教授も併任。
主著(単著)に、『環境税の理論と実際』有斐閣(2000年)、『環境〈思考のフロンティア〉』岩波書店(2003年)、や税や経済に関する著書などがある。共著では、『低炭素経済への道』岩波新書(2010年)、『脱炭素社会とポリシーミックス』日本評論社(2010年)、『電力システム改革と再生可能エネルギー』日本評論社(編著、2015年)、『再生可能エネルギーと地域再生』日本評論社(編著、2015年)、『入門 再生可能エネルギーと電力システム』日本評論社(編著、2019年)、などがある。
これまでに、経済産業省「総合資源エネルギー調査会」臨時委員、環境省「中央環境総合政策・地球環境合同部会地球温暖化対策税制専門委員会」委員、東京都「環境審議会」委員、環境省「国内排出量取引制度検討会」委員、朝日新聞社「書評委員会」委員、環境省「中央環境審議会」臨時委員、内閣官房「GX実現に向けたカーボンプライシング専門WG」構成員を含む、政府・自治体の委員を多数務める。
-
- 松尾 清監事松尾清公認会計士事務所 公認会計士
- 1977年プライス・ウォーターハウス(現 プライスウォーターハウスクーパース)入所。
1982年より公認会計士登録。1986年プライス・ウォーターハウス ニューヨーク事務所に転籍、1992年に同所の米国パートナーに就任後、日本企業部代表を務める。
1996年に監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)ニューヨーク事務所に入所したのち2000年より同監査法人の東京事務所に勤務。その後東京事務所トータルサービス3部部門長を務め、2010年には東京事務所クローバルサービスグループ 部門長に就任。2013年4月に松尾清公認会計士事務所設立 代表就任(現任)。