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報告書
自然エネルギー最前線 in U.S.
米国の電力市場に革新的な変化

2018年7月4日

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提言
自然エネルギー最前線 in U.S.
米国の電力市場に革新的な変化

公益財団法人 自然エネルギー財団は本日、報告書「自然エネルギー最前線 in U.S. -米国の電力市場に革新的な変化-」を公表いたしました。

世界の潮流に逆行するトランプ政権のエネルギー政策をよそに、米国では風力と太陽光を中心に自然エネルギーの発電量が急速に拡大しています。発電コストが低下した自然エネルギーの電力が2010年から2017年のあいだに1.7倍に増加する一方、コスト競争力を失った石炭火力は3分の2の規模に減少しました。この7年間に、発電に伴うCO2排出量は米国全体で20%以上も少なくなっています。

本報告書では、米国で拡大する自然エネルギーの最新動向を、さまざまな観点から分析しました。全米50州の導入状況をデータで示すとともに、連邦政府や州政府の促進策について検証しています。風力と太陽光のコスト競争力が高まり、火力発電を代替することによるCO2削減効果が明確に表れています。それに合わせて送電網を安定して運用するための対策が進められてきました。こうした米国の現状と今後の方向性を、具体的な事例を交えて解説しています。

電力会社も対応を迫られています。火力発電所を縮小して自然エネルギーの発電設備を拡大し、企業や家庭に自然エネルギーの電力を提供するプランを増やし始めました。気候変動に取り組む大手の企業が自然エネルギーの電力を求めて、みずから発電事業に投資する動きを加速させています。地域や家庭が自然エネルギーを活用するプロジェクトも広がってきました。日本が参考にすべき点を数多く見ることができます。

自然エネルギー最前線 in U.S.
米国の電力市場に革新的な変化(2.47MB)

<目次>

エグゼクティブサマリー

  1. はじめに
  2. 第1章:米国で急速に拡大する自然エネルギー
    1. 1.シェールガスに続く革新的な変化
    2. 2.全米50州の導入状況
    3. 3.電力市場はパッチワーク状態
  3. 第2章:米国に見る自然エネルギーの利点と対策
    1. 1.コスト競争力
    2. 2.CO2削減効果
    3. 3.送電網への影響
    4. 4.電力市場への影響
    5. 5.トラッキングシステム
  4. 第3章:自然エネルギーを推進する企業と地域
    1. 1.電気事業者
    2. 2.エネルギー利用企業
    3. 3.州と市、地域と家庭
  5. おわりに

お問合せ

外部リンク

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  • 自然エネルギー協議会
  • 指定都市 自然エネルギー協議会
  • irelp
  • 全球能源互联网发展合作组织

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