自然エネルギー×地方創生 (1)北海道石狩市、洋上風力やバイオマスを活用成長産業のデータセンターを誘致

2025年7月16日

地域に豊富に存在する自然エネルギーの資源を活用して、新しい産業の振興や地域経済の活性化を図る取り組みが全国各地で進んでいます。その一方で地域の住民が自然エネルギーの開発計画に反対するケースが増え、自治体が開発を規制する動きも広がってきました。自然エネルギー財団では、地域の特色を生かして自然エネルギーを適切に導入することによって、国全体の重要な課題である地方創生につなげることができると考えています。地方創生を目指して自然エネルギーの活用に先進的に取り組む地域の事例をシリーズで紹介していきます。

第1回目に取り上げる地域は、北海道の石狩市です。日本海沿岸に面して国際貿易港を抱える石狩市は、風況が良くて洋上風力発電の適地でもあります。港の近くに広がる工業団地の中に、自然エネルギーの電力を利用できる「REゾーン」を整備して、電力の需要が大きいデータセンターや商業施設の誘致につなげました。洋上風力のほかにバイオマスや太陽光の発電所を拡大中です。新たにデータセンターなどを誘致したことで税収が増え、福祉や子育て支援の施策を拡充できました。災害時のエネルギー供給や公共交通手段の強化といった地域課題の解決にも自然エネルギーを活用していく計画です。

北海道石狩市、洋上風力やバイオマスを活用
成長産業のデータセンターを誘致

自然エネルギーの発電所を集積した「石狩湾新港地域」(出典:石狩湾新港管理組合)
 

シリーズ:自然エネルギー×地方創生

(1)  北海道石狩市、洋上風力やバイオマスを活用:成長産業のデータセンターを誘致 (北海道石狩市)2025年7月16日

外部リンク

  • JCI 気候変動イニシアティブ
  • 自然エネルギー協議会
  • 指定都市 自然エネルギー協議会
  • irelp
  • 全球能源互联网发展合作组织

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