今こそ化石燃料からの転換加速を日本を守り強くするエネルギー政策の提案

2026年4月17日

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公益財団法人 自然エネルギー財団はこのたび、「今こそ化石燃料からの転換加速を:日本を守り強くするエネルギー政策の提案」を公表しました。

政府は中東危機への対応として、原油などの代替調達ルートの確保などの供給確保策とともに、燃料油への補助を行っています。また、非効率石炭火力を活用する方針も決定しました。供給確保への取組みは、国民生活を守り経済活動を維持するために必要なものですが、ガソリンなどへの一律補助、石炭火力活用は化石燃料への依存を減らすGX戦略にも逆行しています。

今回の事態が浮き彫りにしたのは、海外から輸入する化石燃料に国内のエネルギー供給の84%を依存する日本の脆弱性です。根本的な対策はエネルギー自給率を高めることであり、緊急対応としても、ガソリン補助のような一過性の対策ではなく、自給率引き上げに寄与する対策に国費を投入すべきです。

既に多くの日本企業がRE100への参加、PPAの活用で自然エネルギー電力に転換し、化石燃料の価格高騰から経営を守っています。東京都などの先駆的な自治体は気候変動対策の展開の中で、都市の活力を高めつつエネルギー消費量の大幅削減に成功しています。

自然エネルギー財団は、こうした企業や自治体の経験も踏まえ、自然エネルギー導入とエネルギー効率化(省エネ)、そして電化の加速でエネルギー自給率を高め、日本を守り強くする政策を提案いたします。

本提案は本年中にも効果を発揮しうる7つの対策と、制度・規制改革を含む6つの対策で構成されています。この提案が国、自治体、企業の対策に寄与し、化石燃料からの転換に貢献することを期待しています。

■全編 

■概要版

迅速に実行可能で高い効果の7つの対策

  1. 昼の電気料金を安くして太陽光発電の電気を使い切る
  2. 自家消費型「オフグリッド太陽光発電」を約3か月で導入
  3. オンサイト、オフサイトPPAの導入加速
  4. 既存住宅でも効果の大きい省エネリフォームを加速
  5. エアコン・冷蔵庫を最新の高効率型に買い替え促進
  6. オフィス・工場の省エネをAIとSaaSで更に進化
  7. 大気の熱を汲み上げるヒートポンプを徹底活用

エネルギー自給率を高め日本を強くする6つの改革

  1. 太陽光発電の導入を加速する規制改革
    a. ソーラーシェアリングで農業の振興と地域活性化を同時実現
    b. 誰もが設置できるプラグインソーラーを日本でも可能に
    c. 住宅・建築物への太陽光発電設置義務を全国で実施
  2. 風力発電の開発を陸上でも洋上でも加速
  3. 世界第3位の地熱資源を「国家戦略資源」として活用
  4. 自然エネルギーを最大限活用する送電線と蓄電池増強
  5. GX ZEHを標準化しエネルギー危機でも安心・快適な住宅に
  6. GX-ETSの発電・産業部門ベンチマーク強化を前倒し


<関連リンク>

[コメント]中東危機:今こそエネルギー転換の加速を 自然エネルギー拡大こそ化石燃料依存からの脱却の切り札(2026年3月18日)

外部リンク

  • JCI 気候変動イニシアティブ
  • 自然エネルギー協議会
  • 指定都市 自然エネルギー協議会
  • irelp
  • 全球能源互联网发展合作组织