公益財団法人 自然エネルギー財団は本日、インフォパック「電力品質維持(周波数安定)に関するQ&A:風力・太陽光・蓄電池・HVDCによる周波数制御」を公表しました。
エネルギー基本計画の検討の中で、「慣性力を持つ火力発電や原子力発電が少なくなると、電力系統のトラブルに対応できない」という説明がされています。しかし、世界では太陽光・風力・蓄電池を上手に使って安定的な電力供給を行う技術が実用化されています。本インフォパックは、この問題を考えるための基本的な情報をまとめたものです。[インフォパック]
電力品質維持(周波数安定)に関するQ&A
風力・太陽光・蓄電池・HVDCによる周波数制御
<目次>
・非同期電源は、周波数を維持する機能を持っていない?
・従来方式の慣性エネルギーが不足すると停電する?
・蓄電池による慣性エネルギー・周波数制御システムは、開発中?
・風力発電による慣性エネルギー・周波数制御システムは、開発中?
・HVDCによる慣性エネルギー・周波数制御システムは、開発中?
・風力や太陽光など(非同期電源)の系統連系比率は、どこまで可能?
・周波数の許容値は、何Hz?
・常時の周波数調整目標値は、何Hz?
・周波数が変動する理由と回復までの時間は?
・周波数安定に必要な調整力の量は?
・需要の短周期(分単位)と超短周期(秒単位)の変動量は?
・風力の短周期(分単位)と超短周期(秒単位)の変動量は?
・太陽光の短周期(分単位)と超短周期(秒単位)の変動量は?
<関連コラム>
「慣性力」問題の誤解を解く:太陽光・風力・蓄電池は系統周波数の安定に貢献できる(2024年9月18日)