今や世界でもっとも信頼できる原子力産業の現状報告書として定着した、World Nuclear Industry Status Report(WNISR) 2021年版が、2021年9月28日に公表されました。今年は、東京電力福島第一原子力発電所事故の10年目にあたることから、特別に福島事故の現状について33ページにわたる報告が含まれています。全体でも400ページを超える、これまででも最長の報告書となっています。例年と同様、世界の原子力発電の稼働、新設、廃止等に関するデータのほか、各国別の詳細な分析に加え、最近話題となっている小型モジュール炉(SMR)の分析、気候変動対策としての位置づけ、原子力と犯罪、再生可能エネルギーとの競争等の報告も含まれています。これらの世界的な情勢分析は、日本のエネルギー・環境政策や企業の経営判断にとっても、極めて重要で有用な情報です。
そこで、日本の皆様に特別にレポート公表に際し、オンラインイベントを開催しました。国会の東京電力福島原子力発電所事故調査委員会で委員長を務めた黒川清政策研究大学院大学名誉教授、ならびに自然エネルギー財団のトーマス・コーベリエル理事長が登壇しました。
プログラム(敬称略)※日英同時通訳あり
[総合司会] トーマス・コーベリエル 自然エネルギー財団 理事長 |
イベント詳細
日時 | 2022年1月19日(水)18:00~19:45 |
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開催形式 | ウェビナー(Zoom) |
共催 | 政策研究大学院大学 グローバルヘルス・イノベーション政策プログラム 公益財団法人 自然エネルギー財団 |
参加費・参加登録 | 無料・要事前登録 |
<参考資料>
World Nuclear Industry Status Report(WNISR)2021 (Executive Summary and Conclusions)
[仮訳:日本語] 概要と結論