「REvision2020:自然エネルギーが脱炭素社会を実現する」の見どころ

2020年2月7日

「REvision2020」では、ますます加速する世界の自然エネルギー拡大の現在を皆さんにご紹介します。国際再生可能エネルギー機関の新事務局長フランチェスコ・ラ・カメラ氏を迎え、新しいエネルギー転換の道筋について基調講演をしていただきます。セッション1では、世界各国の自然エネルギーの展開、セッション2では、本格的な導入が見込まれる洋上風力の状況、セッション3では、自然エネルギーが生み出すグリーン水素の役割、また、日本でも2020年度に実現する発送電分離や電力会社のエネルギー転換とRE100企業の拡大など、新しい自然エネルギー市場の姿に焦点をあてて議論します。

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セッション1:世界の自然エネルギー転換

自然エネルギーは、世界の多くの国や地域でもっとも安い電源として、さまざまな市場で拡大を続けています。セッション1では、国際再生可能エネルギー機関のドルフ・ギレン氏が世界全体の状況を紹介します。2030年に自然エネルギー74%導入、2050年には100%を目指すスペイン、急速に太陽光と風力が拡大するインド、世界第一の自然エネルギー市場を持つ中国、脱原子力・脱石炭を掲げて自然エネルギーを促進する韓国から、それぞれの野心的挑戦の今について紹介します。 

セッション2:洋上風力の現状と国際展開

自然エネルギーの中でも、つい最近までコストが高いと言われていた洋上風力。日本での大規模拡大に向けて、さまざまな取り組みが始まっています。世界の風力産業界が参加する「世界風力エネルギー会議」からはベン・バックウェル氏が洋上風力の現状について紹介します。日本からは、風力エネルギー協会代表理事の加藤 仁氏が、日本でユーティリティースケールで最後の開発といわれる洋上風力開発のチャレンジについて紹介します。世界第一のシェアを占めるオーステッドや、地域での洋上風力開発、また投資対象としての洋上風力の可能性をファイナンスの立場から、議論をしていきます。

セッション3:グリーン水素と2050年の未来

100%自然エネルギーの未来を実現するために、どのような制度・技術が必要でしょうか。日本ではエネルギー貯蔵技術の必要性がよく議論されますが、果たしてそれは、自然エネルギー100%の未来に向けて、どのような役割を果たすのでしょうか。欧州からはグリーン水素の普及に取り組むソラドベント社設立者ティエリー・ルペック氏が脱炭素社会にむけたグリーン水素の役割と現状について報告します。また欧州のグリーン水素エレクトロライザーのエナプター、ドイツ水素連合、日本でも起こりつつある自然エネルギー水素の動きなど、グリーン水素の最前線についてご紹介します。

セッション4: 転換する電力ビジネス

日本では今年4月、発送電の法的分離が実施されます。2012年から行われてきた、電力システム改革の最終段階です。沢山の市場も立ち上がり、日本でも電力ビジネスの新しい姿が、模索されるようになってきています。世界でも最も自然エネルギーに投資してきた電力会社エネルのルッジェーロ・アリコ氏から、自然エネルギーの拡大と電力ビジネスあり方、また、大規模需要家が中心となり自然エネルギー拡大を促進する「RE100」の動きをクライメートグループのサム・キミンズ氏から報告します。また、日本での自然エネルギー拡大から世界の自然エネルギー拡大への挑戦を、経済産業省エネルギー・新エネルギー部長 松山氏、SBエナジー・三輪氏、自然電力・磯野氏が報告します。
 

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外部リンク

  • JCI 気候変動イニシアティブ
  • 自然エネルギー協議会
  • 指定都市 自然エネルギー協議会
  • irelp
  • 全球能源互联网发展合作组织

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