登壇者紹介2030年自然エネルギー主力電源化へ向けて大量導入と電力系統の安定性・柔軟性

2018年12月17日

in English

プログラムページへ戻る

  • ギュンター・シャイプナー
    エリア国際送電(EGI)シニア・アドバイザー / 前 50ヘルツ社 系統運用部長
    電力システムの分野で39年以上の経験を持ち、エリア・グループ内で最も経験豊富な専門家の一人。2012年以来、50ヘルツ社の系統運用部門トップを務める。ネットワーク・課金調整部長を10年以上、また 1989年から2002年まではVEAG社の中央給電指令所において副所長を担った。当時、シャイプナー氏はエネルギー市場の規制緩和と自由化に関して様々な調査を行い、ウクライナ、ロシア、その他のCIS諸国の電力市場に関する豊富な知識を有する。1997年には、ウクライナとUCTE・CENTREL間の国際連系のための運用技術情報の移転・共有を担当した。 さらに、電力システムおよび市場開発分野におけるドイツ・ロシア間の連携イニシアティブのための様々なワーショップを行った。 シャイプナー氏はロシアのレニングラード工科学校で送電網システムを学び、ロシア語に精通している。
  • 分山 達也
    九州大学 エネルギー研究教育機構 准教授 / 自然エネルギー財団 特任研究員
    2012年4月に財団に参加、2018年4月より特任研究員、九州大学エネルギー研究教育機構准教授。専門分野は、資源工学、地熱発電と地理情報システム(GIS)。AMPL(数理計画言語)を用いて系統統合を考慮した日本の自然エネルギーシナリオの分析を担当。これまでに、GISを用いて、日本の自然エネルギーポテンシャルの評価や、風力発電のゾーニングの研究に従事した。博士(工学)。
    自然エネルギー財団では、電力系統運用や国際送電に関する研究を主導し、報告書「自然エネルギーの導入拡大に向けた系統運用:日本と欧州の比較から」(2016年)などの執筆を担当。
  • ピーター・メルク
    エリア国際送電(EGI) 電力系統運用とセキュリティ、電力系統エキスパート
    国際的な系統運用会社、エリア国際送電(Elia Grid International; EGI)において、電力系統運用およびセキュリティの専門家。2010年にドイツのアーヘン工科大学で電気工学と自然エネルギーシステムの修士号を取得。 EGIに入社する前は、ベルリンに拠点を置くバッテリー貯蔵システムメーカー、ユニコス社(Younicos)で5年間勤務し、電力変換システムと電力系統システムの研究チームを統率する。
    EGIでは、系統混雑管理、電力需給調整、系統セキュリティ分析など、自然エネルギーを系統接続するための系統運用のシナリオ構築のエキスパートとして活躍している。
  • ディミトリ・ペシア
    アゴラ・エナギーヴェンデ シニア・アソシエイト
    ドイツにおける電力部門のエネルギー転換を専門分野とするシンクタンク、アゴラ・エネルギーヴェンデにおいてシニア・アソシエイトを務め、国際エネルギー政策とグローバルなエネルギー転換を担当する。これに先立ち2008年から2013年まで、在ベルリンフランス大使館に勤務。諸外国との経済ネットワークを掌握する部署、経済部においてエネルギーおよび天然資源部門を統括し、独仏二国間の協力関係の強化を任務とし、ドイツのエネルギー、環境、天然資源政策に関して多くの研究調査を行なった。2005年から2007年まで、フランス外務省において科学技術政策担当官を務め、特にエネルギーの有効利用、輸送、エネルギー工学関連分野に従事する。フランス語を母国語とし、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)工学部において物理学を学び修士号を、またインペリアル・カレッジ・ロンドンでは物理学を学びインターナショナル・ディプロマを取得。
  • 安田 陽
    京都大学大学院 経済学研究科 再生可能エネルギー経済学講座 特任教授
    1989年3月、横浜国立大学工学部卒業。1994年3月、同大学大学院博士課程後期課程修了。博士(工学)。同年4月、関西大学工学部(現システム理工学部)助手。専任講師、助教授、准教授を経て2016年9月より京都大学大学院 経済学研究科 再生可能エネルギー経済学講座 特任教授。現在の専門分野は風力発電の耐雷設計および系統連系問題。技術的問題だけでなく経済や政策を含めた学際的なアプローチによる問題解決を目指している。現在、日本風力エネルギー学会理事。電気学会 風力発電システムの雷リスクマネジメント技術調査専門委員会 委員長。IEA Wind Task25(風力発電大量導入)、IEC/TC88/MT24(風車耐雷)などの国際委員会メンバー。主な著作として「日本の知らない風力発電の実力」(オーム社)、翻訳書(共訳)として「洋上風力発電」(鹿島出版会)、「風力発電導入のための電力系統工学」(オーム社)など。
  • 大西 英之
    GEリニューアブルエナジー 北アジア代表
    2010年、GEエナジー日本代表として入社し、パワー&ウォーター、オイル&ガス、エナジー・マネジメント各部門を統括。2012年10月より本社の組織変更にともない、GEパワー&ウォーター日本代表として、営業責任者を務めるとともに、航空機エンジン転用型ガスタービンやガスエンジンに活用した分散型電源ソリューションにおける北アジアの営業統括を歴任。2016年3月より、GEパワージャパン産業分野における主要顧客に対して、GE各事業部を横断的に統括・対応する日本代表、同年8月より、再生可能エネルギー部門の北アジア代表を務める。
    大阪大学基礎工学部合成化学部修士課程を卒業。
  • 隆男
    横浜国立大学 大学院工学研究院 知的構造の創生部門 准教授
    2006年 横浜国立大学工学府物理情報工学専攻博士課程修了。九州大学研究院講座教員、横浜国立大学大学院工学研究院助教を経て、2011年より同准教授。主として、自然エネルギーや分散型電源と在来システムとの共生に関する研究に従事。工学博士。
    経済産業省・海外におけるインバランス料金等の送配電関連制度に関する研究会委員。電力広域的運営推進機関・需給調整市場検討小委員会委員、調整力の細分化及び広域調達の技術的検討に関する作業会主査代理、平成30年北海道胆振東部地震に伴う大規模停電に関する検証委員会委員。電気学会・分散電源の大量連系解析モデル調査専門委員 委員長。電気学会会員。
  • 大野 輝之
    自然エネルギー財団 常務理事
    2013年11月より現職。「長期低炭素ビジョン」など国の気候変動対策の策定に関わる検討会委員を務める。1979年 東京都入庁。都市計画局、政策報道室などを経て、1998年より環境行政に関わる。「ディーゼル車NO作戦」の企画立案、「温室効果ガスの総量削減と排出量取引制度」の導入など、国に先駆ける東京都の環境政策を牽引した。省エネルギーの推進と自然エネルギーの導入を図る数々の施策を産業界の合意を形成して実現、都のエネルギー政策の根幹を作る。2010年7月から3年間、環境局長を努める。東京大学非常勤講師。ソウル国際エネルギー諮問委員会委員。イクレイ日本顧問。公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン 理事。東京大学経済学部卒。
    2014年、カリフォルニア州からハーゲンシュミット・クリーンエア賞を受賞。
    著書に 『自治体のエネルギー戦略』、『都市開発を考える』(ともに岩波新書)、『現代アメリカ都市計画』(学芸出版社)など。
  • 大林 ミカ
    自然エネルギー財団 事業局長
    2011年8月、自然エネルギー財団の設立に参加。財団設立前は、アラブ首長国連邦の首都アブダビに本部を置く「国際再生可能エネルギー機関(IRENA)」で、アジア太平洋地域の政策・プロジェクトマネージャーを務めていた。1992年から1999年末まで原子力資料情報室でエネルギーやアジアの原子力を担当、2000年に環境エネルギー政策研究所の設立に参加し、2000年から2008年まで副所長。2008年から2009年までは駐日英国大使館にて気候変動政策アドバイザーを務めた。2017年、国際太陽エネルギー学会(ISES)よりグローバル・リーダーシップ賞を受賞。大分県中津市生まれ、北九州市小倉出身。

外部リンク

  • JCI 気候変動イニシアティブ
  • 自然エネルギー協議会
  • 指定都市 自然エネルギー協議会
  • irelp
  • 全球能源互联网发展合作组织

当サイトではCookieを使用しています。当サイトを利用することにより、ご利用者はCookieの使用に同意することになります。

同意する