公益財団法人 自然エネルギー財団はこのたび、報告書「太陽光発電と蓄電池、オーストラリアで普及:自然エネルギーの電力が40%に拡大」を公表しました。
オーストラリアは分散型の太陽光発電と蓄電池を活用している世界で最先端の国です。この2つの技術が重要な役割を果たして、国全体の自然エネルギーによる電力の比率は2025年に40%まで拡大しました。2030年には82%へ引き上げる計画です。
日本にとっては長年にわたる貿易のパートナーであり、特に石炭と液化天然ガスの輸入先として重要な国です。オーストラリアの電力セクターが化石燃料から自然エネルギーへ転換を進めていることは日本の関係者も大いに注目すべきです。
本報告書は最新の統計データとエネルギーの専門家からの情報をもとに、オーストラリアが集中型から分散型の電力システムへ移行を進めている状況を分析しました。その過程において、安価で堅牢で持続可能な電力システムの開発に向けた課題も明らかになりました。
太陽光発電が低コストでカーボンフリーの電力を大量に供給する一方、電力システムに柔軟性をもたらすうえで、蓄電池が経済的にも技術的にも重要な役割を果たすようになってきました。このようなエネルギー転換が大きな機会を生み出すとともに、新たな課題の解決に向けて、革新的なサービスと政策が必要になっています。その点でもオーストラリアでは先進的な取り組みを数多く見ることができます。
はじめに
主な分析結果
第1章:分散型の太陽光発電による電力システム改革
1. 住宅の屋根に設置する太陽光発電が急速に拡大
2. 卸電力市場のマイナス価格がもたらす効果と課題
3. 事業用の太陽光発電が住宅用の影響を受ける
第2章:蓄電池が太陽光発電の価値を高める
1. 事業用の蓄電池の導入量が拡大
2. 分散型の蓄電池の導入ペースが加速
3. 持続時間の長い蓄電池が補完
おわりに





