公益財団法人 自然エネルギー財団は本日、「大阪・関西万博からみるサーキュラーエコノミー:持続可能な建築をめぐる挑戦」を公表しました。
2025年4月に開幕した大阪・関西万博は、建築資材の価格高騰や地球環境への負荷軽減といった、建築業界が直面する諸課題が深刻化する中で企画・準備が進められてきました。会場建設をめぐっては、特に大屋根リングの費用対効果や、半年間という短期開催のために投入される莫大な資源への懸念、環境破壊につながるのではないかという批判も少なくありませんでした。
一方で、個々の海外・民間パビリオンや関連施設においては、こうした課題を真摯に受け止め、循環型建築への一歩となるさまざまな試みが見られています。具体的には、解体後の再利用を前提とした設計、再生可能な低炭素素材の活用、輸送や廃棄を最小限に抑える構法の選定など、国内外の先進的なアイデアが投入されました。短期間のイベントにおいても、持続可能性と建築の未来を両立しようとする意思が垣間見えるプロジェクトが少なからず存在しています。
本インフォパックでは、万博におけるそうした循環型建築の取組を紹介し、今後それらが社会実装へと発展していく可能性を考えます。
また、100%のサーキュラーエコノミーを国家目標として掲げるオランダをはじめとするEU諸国のサーキュラーエコノミーの実装の取り組みも紹介しながら、今後日本において循環型建築はどのように根づいていくべきか、その方向性を探ります。
<目次>
はじめに
1.サーキュラーエコノミーとは
2.万国博覧会と建築
3.大阪・関西万博でのサステナビリティ挑戦
4.大阪・関西万博でのサーキュラー建築事例
5.世界のサーキュラー建築動向
まとめ




