公益財団法人 自然エネルギー財団は本日、漁業関係者を対象とした冊子「漁業者のための洋上風力発電入門:地域の海の10年後を考える」を公表しました。
現在、日本各地で洋上風力発電の具体的な開発計画が進められており、本格的な導入段階を迎えています。その中で、地域に根差した漁業との連携は、持続可能な導入に向けて欠かせない要素となっています。本冊子は、漁業に従事される皆さまが洋上風力発電の動向を正しく理解し、主体的に関わっていくための基本的な知識と視点を提供することを目的としています。
内容
洋上風力発電の先行地域における漁業関係者へのインタビューや、漁業者が特に関心を寄せるであろう4つの疑問点について、専門的な知見をもとに、イラストや写真などを交えてわかりやすく解説。漁業者だけでなく広く一般の方々にも、洋上風力発電と地域の未来を考えるきっかけを提供しています。
〈目次〉
はじめに
今、海に何が起きているのか
インタビュー1:千葉県銚子沖
インタビュー2:秋田県
インタビュー3:北海道
なぜ、日本の海で洋上風力発電が検討されるのか
洋上風力発電って結局どうなの?:漁業者が知りたい4つのこと
Q1.そのあたりは漁業・操業エリアだけれど、漁はできなくなるの?
Q2.洋上風力発電の影響で、魚がいなくなる、寄り付かなくなる?
Q3.風力発電が建つまでの開発ステップで私たちの意見は反映されるの?
Q4.魚が獲れなくなったら補償はされるの?
10年後の地域の未来を考える
洋上風力発電に関する用語集
- [2025年6月25日・追記] 一部表現の差替えをしました。
・22頁「洋上風力発電の影響で魚がいなくなる、寄り付かなくなる?」の一部表現とそれに伴う32頁 「参考文献」に文献を追加
・31頁「洋上風力発電に関する用語集」の一部表現