公益財団法人 自然エネルギー財団は、本日、「2024年発電コスト検証の前提条件に関する問題」を公表しました。
2024年に政府は発電コスト検証ワーキンググループを立ち上げ、足元と将来の発電コストを検証しました。しかし、その検証の前提条件についていくつか問題があると考えられます。前提条件が異なると、計算される発電コストの結果も変わってきます。
本レポートでは、これまで同様に行われてきた過去の検証結果をおさらいし、主要な電源別にどのような推計傾向がみられるかを検討しました。そのうえで、2024年検証をする際に、どのような問題があるのかを指摘しました。ここでは、太陽光発電・陸上風力発電・原子力発電をとりあげました。
<目次>
1. はじめに
2. 過去3回の検証からみられる傾向
3. 2024年発電コスト検証の問題点:再エネに関する前提条件について
4. 2024年発電コスト検証の問題点:原子力に関する前提条件について
5. 結論:2024年発電コスト検証の問題は何を意味するのか
補論 統合コストをどう見るか
参考文献