このたび、当財団の高瀬香絵 シニアコーディネーターが、Science Based Targets イニシアティブ(SBTi)の技術諮問グループ(テクニカル・アドバイザリー・グループ)に日本から唯一のメンバーとして就任しましたので、お知らせします。このグループは技術評議会またはSBTi理事会が決議する最終的な技術リソースについて、諮問する役割を担っています。今後、メンバーとして Beyond Value Chain Mitigation (BVCM) を専門とするグループやスコープ3を専門とするグループ等にて寄与する見込みです。
自然エネルギー財団からは、石田雅也シニアマネージャーがRE100のテクニカル・アドバイザリー・グループに日本から唯一のメンバーとして参加しています。自然エネルギー財団では、高瀬シニアコーディネーターのSBTiテクニカル・アドバイザリー・グループ就任を契機に、日本企業の脱炭素化と自然エネルギー活用を促進・支援する取組みを一層、強力に推進してまいります。
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- 高瀬 香絵
自然エネルギー財団 シニアコーディネーター - 2023年より現職。慶應義塾大学総合政策学部(学士)、政策・メディア研究科(修士)修了後、日本エネルギー経済研究所にてエネルギー統計、長期エネルギー需給見通し、石油精製モデル、都道府県エネルギー需給モデル、世界エネルギーモデル等を担当。ノードハウス著「地球温暖化の経済学」等を訳し、DICEモデルを用いた分析を実施。地球環境産業技術研究機構 (RITE)を経て、テコンドー専念のため研究を中断し、韓国龍仁(ヨンイン)大学に留学。引退後、東京大学新領域創成科学研究科にて応用一般均衡モデルを用いた研究にて博士(環境学)を取得、科学技術振興機構低炭素社会戦略センターにて、シナリオ分析や「電気代そのまま払い」社会実装等を実施。2015年に国際NGO CDPジャパンに参画し、企業・金融機関の目標設定(SBT)、再エネ調達(RE100)、TCFD情報開示、低炭素移行計画等のエンゲージメントを実施。
- 高瀬 香絵