地方創生を目指して自然エネルギーの活用に取り組む地域を紹介する「自然エネルギー×地方創生」の第4回は、栃木県の那須塩原市を取り上げました。
那須塩原市は酪農業がさかんで、「生乳生産本州一のまち」としての地位を築いています。酪農業では電力消費量が大きくて、停電対策も欠かせません。昨今は世界情勢の影響で電気料金を含めて製造原価が高騰しており、自然エネルギーを活用した自立分散型電源の導入が求められます。市は地域の持続可能性を高めるため、酪農施設をはじめ、公共施設や住宅などを対象に太陽光発電と蓄電池の導入を推進中です。酪農施設では太陽光発電が乳牛の暑熱対策にかかる電気料金の削減に寄与しています。十分な暑熱対策を実施することで、夏季の搾乳量の減少も抑えることができるようになりました。
今後は一般廃棄物最終処分場跡地の太陽光発電や、家畜のふん尿を活用したバイオガス発電など、未利用の資源を生かした自然エネルギーの導入を進めていく予定です。地域共生型の太陽光発電を拡大するために、周辺の自然・生活環境を損なわぬように配慮した上で促進区域を設定しました。自然エネルギーを最大限に生かしながら、災害が多発する時代になっても、「ここに住んでいれば生き延びられる」と実感できる持続可能なまちづくりを目指しています。
シリーズ:自然エネルギー×地方創生
エネルギーの地産地消や新たな産業創出、
(1) 洋上風力やバイオマスを活用:成長産業のデータセンターを誘致(北海道石狩市)2025年7月16日
(2) 震災跡地に太陽光と蓄電池を設置 :復興とエネルギー自立へ前進(岩手県宮古市)2025年12月17日
(3) 住民の暮らしを守る太陽光発電と蓄電池の島(沖縄県宮古島市)2026年9月2日
(4) 酪農王国が挑むエネルギーの地産地消(栃木県那須塩原市)2026年9月17日





