この度、自然エネルギー財団は、世界風力エネルギー会議(GWEC)が呼びかけるマニフェスト「GLOBAL WIND ENERGY MANIFESTO FOR COP26」に賛同しました。本マニフェストでは、COP26に向けて各国政府がエネルギー転換を確実に推進し、官民の取り組みを支援することを呼びかけるものです。風力発電の拡大などを通じて脱炭素社会の実現、次世代のために地球を守るための提言で、ネット・ゼロ実現に向けた8つの具体的なアクションが示されています。
本マニフェストは90以上の風力発電関連企業・団体が賛同しています。
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8つのアクション
1. 風力発電拡大の目標をより野心的なものにし、各国が国連に提出する国別削減目標(NDC: Nationally Determined Contributions)、包括的な国家気候戦略、そして長期エネルギー計画の見直しの際にそれを反映させる。2. 石炭火力発電を今すぐ速やかに廃止する。
3. 未来のためのエネルギー市場を設計し導入する。
4. 再生可能エネルギーに関連するプロジェクトに対して合理的で賢明な許認可制度を導入し、プロジェクトの実現を確実なものにし、再生可能エネルギー拡大を促進する。
5. クリーンエネルギー供給網と電気自動車用充電ステーションを迅速に構築する計画に着手する。
6. 人を中心としたネット・ゼロ経済への移行に、公的資源を投入し共生可能な包括的な政策を策定する。
7. 国や地域の資金の流れのベンチマークを、ネット・ゼロ、1.5度準拠、とする。
8. パリ協定第6条2項および第6条4項に基づき、カーボンプライシングに関する自主的な協力を推進する。