過去20年間、ドイツは経済政策とエネルギー政策の統合を通じて、欧州のグリーンエネルギー転換を主導してきました。しかし、ロシアのウクライナ侵攻に端を発したエネルギー危機はエネルギー価格の高騰を引き起こし、ドイツのエネルギー政策に大きな試練をもたらしています。このような困難にもかかわらず、ドイツはエネルギー転換をさらに進め、石炭を段階的に廃止し、脱原発を達成し、昨年だけで14GWを超える太陽光発電を導入しました。本ウェビナーでは、ドイツの最新のエネルギー政策と今後の課題について、ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)ファルク・ボーメク氏とアゴラ・エナギーヴェンデのマティアス・ドイチ氏にご講演いただきました。
プログラム ※日英同時通訳あり。
講演 [モデレーター]大林 ミカ 自然エネルギー財団 政策局長 |
登壇者プロフィール
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- ファルク・ボーメク
ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK) 二国間気候・エネルギー協力担当課長(北米・東アジア・オセアニア・トルコ協力担当) - ファルク・ボーメクは現在、ドイツ連邦経済・気候保護省の二国間気候・エネルギー協力部門を統括している。それ以前は、在南アフリカ共和国プレトリア・ドイツ大使館経済エネルギー部長、在米国ワシントン・ドイツ大使館経済参事官を務めたほか、ドイツ連邦外務省欧州局、連邦経済省の議会・内閣部門、自動車・電気自動車部門、欧州法部門に勤務。 ケルン大学、パリ第1パンテオン・ソルボンヌ大学、シドニー大学で法律を学ぶ。ケルン大学で法学士号と博士号、シドニー大学で法学修士号(LL.M.)を取得。
- ファルク・ボーメク
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- マティアス・ドイチ
アゴラ・エナギーヴェンデ プログラムリード(水素) - アゴラ・インダストリーで水素プログラムを率いるマティアス・ドイチは、エネルギー部門で15年以上の経験を持つ。アゴラでの前職は、気候中立性、電力・熱部門のカップリング、貯蔵を扱っていた。プログノス社(Prognos AG)では8年間、自然エネルギー、エネルギー需要、ガスグリッドの開発を中心に、企業、業界団体、政府当局に助言を行った。プログノス社以前は、ベルリンのハーティー・スクール・オブ・ガバナンスおよびドイツ経済研究所(DIW)に勤務。ベルリン工科大学で環境技術を専攻し、米国メリーランド大学公共政策大学院で博士号(公共政策)を取得。
- マティアス・ドイチ
イベント詳細
日時 | 2024年11月28日(木)17:00 - 18:00(JST) |
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イベント形式 | ウェビナー(Zoom) |
主催 | 公益財団法人 自然エネルギー財団 |
参加費・参加登録 | 無料・要事前登録 |
<関連リンク>
[連続ウェビナー] 気候・経済・社会の安全保障を強化する:グリーンエネルギー転換の現在
欧州編 2024年11月12日
米国編 2022年11月21日