ソウルで国際会議「アジア国際送電網 ―北東アジアで実現するために―」開催
2017年11月2日

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10月30日韓国ソウル市PLAZA HOTELにて、国際会議「アジア国際送電網 ―北東アジアで実現するために―」が開催された。

主催は自然エネルギー財団。共催者には韓国エネルギー研究所、アジア開発銀行(ADB)、韓国大統領諮問北方経済協力委員会、韓国産業通商資源省が名を連ねる。

アジア各国を送電線で結び豊富な自然エネルギーを相互に活用する「国際送電網」に関しては、これまでも多くの国際会議などの場で議論が積み重ねられてきた。その必要性や経済的合理性、更に技術的な可能性については、広く認識が共有されている。

"From Concept to reality"と題された今回の会議では、韓国、日本、中国、モンゴルから政府関係者、研究機関、エネルギー連系を推進する企業の代表者があつまり、アジア国際送電網の実現に向けた道筋を議論した。

「今年5月に韓国で誕生したムン・ジェイン政権はエネルギー転換を掲げ、北東アジアスーパーグリッドの実現に向けた議論を始めるよう各国に呼びかけました。世界でも、アジアでも国際送電網実現に向けた機運が高まっています」

開会挨拶において、大野輝之自然エネルギー財団常務理事はこう述べた。

基調講演は、北東アジアにおける経済協力を推進するため、ムン大統領が新設した北方経済協力委員会の委員長を務める国会議員のソン・ヨンギル氏が行った。ソン氏は、次のようにアジア国際送電網実現への具体的な行動を呼び掛けた。

「議論のスピードを速め、アジアスーパーグリッド実現に向けた詳細を議論すべき時です。話し合うだけでなく、もっと行動が必要です。韓国大統領諮問北方経済協力委員会としても、結果を出すために協力を惜しみません。皆様の知恵を結集して、実現を目指したいと思います」

会議後半では、韓国電力公社など韓国側のスピーカーに加え、モンゴル政府、中国、国際機関関係者、日本、欧州の電力専門家も参加し、どのように各国政府の意思決定を促していくかという点に焦点をあて、パネルディスカッションを行った。ディスカッションのなかでは、韓国をはじめアジア諸国で意欲的な再生可能エネルギー目標を達成するために、国際送電網が重要な手段となる、との意見が述べられた。

会議には約200人の参加者が集まり、アジア国際送電網への関心の高さが示された。